高齢の親が介護施設へ入居することになった、あるいは実家を畳んで空き家にするにあたり、多くの家族が最初に着手するのが「不要になった光インターネット回線と固定電話の解約」です。毎月6,000円〜8,000円近く引き落とされている通信費を削減しようとするのは自然な判断です。
しかし、通信キャリアのサポートセンターに電話して「全部解約してください」と伝えて手続きを完了させた直後、取り返しのつかない悲劇が起きます。「親が数十年間使い続け、親戚や病院、銀行、年金事務所に登録していた固定電話番号が完全に抹消され、二度と復元できなくなった」という事態です。
光電話(ひかり電話)は、光回線(インターネット網)を利用したIP電話サービスです。光回線そのものを解約してしまうと、それに付随する電話サービスも同時に即座に強制解約となり、電話番号の割り当てが解除されてしまいます。
実家の電話番号を残したまま光回線だけを解約できるかどうかは、その番号が「もともとNTTのアナログ電話で作った番号か」それとも「光回線契約時に新規発行された番号か」によって180度分かれます。
| 電話番号の出自 | 番号の元の契約 | 解約時の番号引き継ぎ | 可能な手続き |
|---|---|---|---|
| NTT一般加入電話(アナログ発番) | 昔からNTTの権利(電話加入権)を持って引いた番号 | 引き継ぎ可能(残せる) | 「アナログ戻し」または携帯電話への番号移行 |
| 光回線新規発番(コラボ光等) | フレッツ光や他社光の契約時に新しくもらった番号 | 引き継ぎ不可(消滅確定) | 光回線を残すか、別の光回線事業者へ事業者変更 |
NTT(116番)に問い合わせて「この電話番号はアナログ戻し可能な一般加入電話発番ですか?」と確認すれば、1分で判定してもらえます。
NTT発番の電話番号を維持したまま、高額な光インターネット回線だけを解約する「アナログ戻し」の公式手順です。
「親はスマホもパソコンも使えないからネット回線は100%不要」と思い込んで解約した結果、後から大後悔するケースが急増しています。
近年、離れて暮らす親の安全を守るための「Wi-Fi接続型ネットワーク見守りカメラ」「緊急通報ボタン(ペンダント式ナースコール)」「スマート分電盤(電力使用量で安否確認)」「スマート火災警報器」は、すべて常時接続のインターネット回線を前提に動作します。解約してしまうとこれらの最新IoT見守り機器が全滅します。
従来の「戸建て光回線+プロバイダ+ひかり電話=月額約7,500円」は確かに高額です。しかし、適切な光電話セットプランや最安プロバイダへの乗り換え(事業者変更)を活用すれば、番号をそのまま維持しながら月額コストを半額近くまで圧縮できます。
新規工事なしでそのまま回線設備を利用できるコラボ光事業者への一本化により、面倒な工事立ち会いなしで月々の固定費を永続的に削減可能です。
現在の電話番号をそのまま引き継ぎ可能!通話料も基本料金も大幅カット。実家やオフィスの固定費削減を専門コンサルタントが完全サポート。
光回線を完全に解約する場合、必ず立ちはだかるのが「レンタル機器(ONU・ホームゲートウェイ)の返却」と「引き込み光ファイバーの撤去義務」です。
京都を拠点に不用品回収・遺品整理・空き家対策・生活インフラ支援を展開。現場の第一線で培った実務ノウハウと正確な法令・税制データに基づき、暮らしの不安を解消する実践的ガイドを発信しています。