1. なぜVDSLは100Mbpsで頭打ちになり夜間にパケロスするのか
マンションの共有部(MDF室)までは1Gbpsや10Gbpsの光ファイバーが来ていても、各部屋までの配線が昭和〜平成初期のアナログ電話線(ツイストペア線)を使っているのがVDSL方式です。
電話線は高周波信号を遠くまで送る設計になっていないため、伝送規格上の理論値上限が100Mbps(下り/上り)で物理的に頭打ちになります。さらに、隣の部屋の電話線同士が束ねられているため、夜間に住民が一斉に通信すると漏話(クロストークノイズ)が発生し、激しいパケットロスに見舞われます。
2. 棟内配線改修工事の費用負担と管理組合を動かす実務フロー
近年、NTT東日本・西日本では既存の配管を利用して全戸光配線化する改修工事プランを提供しています。NTT側の設備投資としてマンション側の工事負担金が0円(または低額)になるキャンペーンも多数実施されています。
- 管理組合の理事会へ議案提出: 「テレワーク普及に伴う資産価値向上」を大義名分にする
- 通信会社による現地配管調査: 弱電配管に光コードを通す隙間(呼び線)があるか無料調査
- 定期総会での普通決議(過半数): 住民への負担金ゼロ・任意加入であることを説明し決議成立
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💡 よくある質問(FAQ)
Q. マンションのVDSLを個人負担で光配線に変えることはできますか?
A. 低層階(1〜3階程度)であれば、外壁からエアコンダクトを通して部屋へ直接光ファイバーを引き込む「戸建てタイプ(ファミリータイプ)」の個別導入を管理会社の許可を得て行えるケースがあります。