投資信託の選び方入門|手数料・リターン・純資産の見方
「新NISAを始めたいけど、投資信託の種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?証券会社には数千本もの投資信託がラインナップされており、初心者がいきなり1本に絞るのは至難の業です。しかし、実は「選んではいけない地雷銘柄」を避け、いくつかの基準を満たすものに絞り込むだけで、誰でも優秀な投資信託を選ぶことができます。
本記事では、これから投資を始める初心者の方に向けて、投資信託を選ぶ際に絶対にチェックすべき「3つのポイント(手数料・純資産総額・インデックス型)」をわかりやすく解説します。この基準を知れば、窓口で勧められる高額な手数料のファンドに騙されることなく、着実な資産形成の一歩を踏み出せます。
1. インデックスファンドを選ぶ(アクティブファンドは避ける)
投資信託には、運用方針によって大きく「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。結論から言うと、初心者はインデックスファンドを選ぶべきです。
- インデックスファンド:日経平均株価やS&P500など、市場の平均的な指数(インデックス)と連動する成果を目指す投資信託。手数料が安く、市場全体の成長の恩恵を受けられます。
- アクティブファンド:プロのファンドマネージャーが企業を調査・分析し、指数を上回る成果を目指す投資信託。手数料が高く、長期的にはほとんどのアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないというデータがあります。
長期的な資産形成を目的とするNISAでは、コストが低く、世界経済の成長に連動して着実に増えていくインデックスファンドが最適解とされています。
2. 信託報酬(手数料)が圧倒的に安いものを選ぶ
投資信託を保有している間、継続してかかり続ける手数料が「信託報酬」です。この手数料の差が、長期投資において数百万〜数千万円のリターンの差を生み出します。
| 投資信託の種類 | 信託報酬の目安(年率) | 評価 |
|---|---|---|
| 優良なインデックスファンド | 0.1%〜0.2%未満 | ◎ おすすめ。eMAXIS Slimシリーズなどが該当します。 |
| 一般的なインデックスファンド | 0.2%〜0.5% | △ 悪くはないが、もっと安いものがあるはず。 |
| アクティブファンド | 1.0%〜2.0%以上 | × 避けるべき。手数料負けする可能性が高い。 |
銀行や対面型の証券会社の窓口で「今おすすめの投資信託です」と紹介される商品は、信託報酬が1.5%を超えるような手数料の高いアクティブファンドやテーマ型ファンド(AI関連など)であることがほとんどです。金融機関にとって利益率が高いからです。投資信託は、必ずネット証券で自分で選んで買いましょう。
3. 純資産総額が大きく、右肩上がりのものを選ぶ
「純資産総額」とは、その投資信託に世界中の投資家からどれくらいのお金が集まっているかを示す規模のことです。純資産総額が大きいほど、安定した運用が可能になります。
選ぶ基準としては、純資産総額が最低でも「100億円以上」あり、グラフを見た時に「右肩上がり」に増え続けている銘柄を選びましょう。純資産総額が小さすぎたり、減少傾向にあるファンドは、途中で運用が打ち切られる「繰上償還」のリスクがあります。
4. 投資対象地域を決める(全世界か米国か)
優良なインデックスファンドに絞り込めたら、最後に「どこに投資するか」を決めます。初心者に圧倒的な人気を誇るのが以下の2つの選択肢です。
- 全世界株式(オール・カントリー/オルカン):世界中の先進国・新興国の株式に分散投資します。これ1本で世界の経済成長に丸ごと投資できるため、最も王道で無難な選択です。
- 米国株式(S&P500など):アメリカの主要企業500社に投資します。過去数十年間のリターンは全世界株式を上回っており、今後もアメリカ一強時代が続くと考える人におすすめです。
どちらを選んでも、長期投資において大きな失敗にはなりにくい優秀な投資先です。
よくある質問
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